8月1日から25日まで、市内中学校8校の美術部の展覧会が開催されました。生徒、卒業生、先生の作品82点が集まりました。本年が3回目でありましたが、会を重ねる度に内面を表現するような作品が多くなったように感じます。出品した本人に尋ねると「夕暮れの世界を縦軸横軸で時間と空間を表現しました」とのこと① 。また、龍の作品では「鱗の一枚一枚に悩みが込められています」とのことでした②。作品と対峙し、しっかり描き込む姿勢が感じられ、驚きました。油彩画の作品も多く、30号40号の大作も出品されました。来館された父兄の方もその大きさに驚かれていました。中には「購入したい」と言うお話もありました。とてもおしゃれでセンスもよく、お店に飾りたいと言うことでした③。
①「マジックアワー」
②「がおー」
本年度も、アートの卵賞、奨励賞2作品、森の美術館賞の4点を表彰しました。受賞作の中には、中学生の作品とは思えないタッチの個性的な作品もあり、今後の成長にエールを送る事ができたのではないかと思います。生徒さんからは「アートの卵展が活動の目標になっています」と言う声があがり、今後も必要な展覧会ではないかと思いました。残念ながら、造形部会主催での開催は今回で最後と言う事ですが、継続して開催してほしいと思いました。
アートの卵賞 「Peter&St.Paul Church」