1月11日から始まった「櫻田精一展 気韻生動~刻の流れをみつめて~」が5月28日に終了しました。5か月という期間の展覧会は当館始まって以来の長期にわたる展覧会でしたが、多くの櫻田ファンのご来館がありました。
作品が好きだったり、先生と関わりがあったりと、来館される理由は様々でしたが、何よりも驚かされたことは当館が発信する展示動画をご覧になった方が多く訪れたことです。遠くは福井県や、京都府から、どうしても直接作品を見たいとご来館されました。
元は、コロナウイルス感染症の流行で展覧会に来られない方のために始めた動画の発信でしたが、遠方の方々に作品の魅力を伝え、ご来館のきっかけとなることが今回わかりました。
当館は小さな美術館ですが、これからも全国の美術ファンの目に留まるよう、たくさんの作家や作品を紹介できる展覧会を開催していきたいと思います。
『冬の修道院』1978 櫻田精一