秋と言えば月が綺麗に見える季節ですね。今年の十五夜は9月13日でしたが、お月見はされましたか?M家では自宅のベランダから月を眺め、お団子を食べました。
十五夜(中秋の名月)を鑑賞する風習や宴を催す習慣は中国より伝わり、平安時代に貴族の間で広まったと言われています。江戸時代になると収穫前の豊作祈願や、感謝祭の意味合いも持つようになり、庶民の間でも行われる行事となったそうです。
また、十五夜(中秋の名月)の後にも名月を鑑賞する日本固有の風習があり「十三夜の月」後(のち)の月と呼ぶそうです。
かつては、十五夜の月見をして十三夜の月見を行わない事を「片見月」と言い、忌み嫌う風習があったそうです。
十五夜で満足の行く月見が出来なかった場合、十三夜に望みをかけて楽しみに名月を待っていたのかもしれませんね。
中秋の名月 自宅のベランダから撮りました🌝 |
秋風に たなびく雲の たえ間より 漏れ出づる月の 影のさやけさ 左京大夫顕輔 (79番)
〈秋風に吹かれてたなびいている雲の切れ間から、もれでてくる月の光は、なんと清らかで澄みきっていることであろう〉
百人一首の中に含まれる月の和歌は12首もあります。古より人々にとって月は 特別なものだったのですね。
2019年の十三夜は10月11日です。どの様な名月が見られるのでしょうか。