2025年9月10日から12月21日まで、日展・光風会でご活躍の西房浩二先生の展覧会を開催しました。先生は石川県能登町の出身で、ご実家のお寺の住職という経歴を持つ作家です。作品は、石川県七尾美術館・能美市・北陸大学からもお借りし、約40点余を展示できました。先生は、自分の展覧会にはお客様がいらっしゃらないのではと心配されていましたが、1900名を超えるたくさんのお客様をお迎えすることができました。
4か月の会期中には、いろいろなことがありました。
前期・後期と2回ギャラリートークを開催しました。前期では画家の木原和敏先生がご来館され、二人の画家目線のトークがありました。どちらの先生のギャラリートークなのかと感じる場面もありましたが、とても楽しい時間となりました。後期では、画家を目指したエピソードなど興味深いお話を伺うことができました。
今回も近隣小学校169名の鑑賞授業がありました。お忙しい中、西房先生も駆けつけてくださり、先生を見た子どもたちは歓声をあげていました。先生からは「これから好きなものや興味のあることをたくさん見つけていってください」とお話しがありました。子どもたちにとって印象に残る授業となったのではないかと思います。
メディアからの取材もたくさんありました。チバテレビのニュース番組では先生自らご自身や作品についてお話しされました。美術月刊誌の企画で、岡本太郎美術館
土方明司館長との対談を当館で実施しました。流山市と能登町が姉妹都市ということが縁で、広報ながれやまの取材も受けられました。
また当館に映画撮影のオファーがあり、先生の作品の前で撮影が行われました。当館開設9周年コンサートではカンツォーネが披露され、ヨーロッパを描いた作品の雰囲気と相まって素敵な時間を過ごすことができました。
西房先生も度々ご来館され、お客様と積極的にお話しをしてくださいました。多くのお客様から「作品からとても静かな印象を受けます」と感想をいただきました。先生とお会いした方は、お人柄からも同じ印象を受けますとおっしゃっていました。作品は、作家の人生を描き残すものと考えると、先生の謙虚で真摯な生き方が鑑賞者に届き、あらためて絵画の魅力をお伝えすることができたのではないかと感じました。
本展覧会では、能登町、先生が在住されている能美市、流山市の各市教育委員会のご後援も賜りました。能美市からは市のパンフレット等をご提供いただき、お客様に能美市をご紹介することができました。能登町のご実家は地震の震源地に近く、震災を心配される方から温かいお言葉もたくさん頂戴しました。誠にありがとうございました。
展覧会開催にあたり、西房先生をはじめ、ご協力いただきました関係各所の皆様にあらためて感謝申し上げます。


